ビルド¶
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ビルド機能を使うと、これまでコマンドプロントを立ち上げて行っていたビルド処理をVSCodeから行うことができます。
タスクの種類¶
各タスクは、
[User env build]
と[Built-in build]
が用意されています。[Built-in build]
は、現状Windowsのみの対応です。
Task |
説明 |
---|---|
epub |
epubへ変換 |
html |
HTMLへ変換 |
latex |
latexへ変換 |
latex pdf |
PDFへ変換 |
Make Clean |
buildフォルダのリセット(フォルダ内コンテンツの削除)) |
使い方¶
make.bat
ファイルが保存されているディレクトリを、ワークスペースフォルダとして開きます(File> Open Folder...
)Terminal> Run Task...
を選択しますsphinx
という項目を選択すると、ビルドできる項目が表示されます環境によって、表示されない項目もあります。
Terminalが起動し、ビルドが開始されます
最後に
Enter
などのボタンを押し、Terminalを閉じてください
[User env build]¶
ユーザーのマシンの環境を利用してビルドを行います。 ご自身で環境を整えている方は、こちらのオプションを利用することを推奨します。
[Built-in build]
の環境で提供しているもの以上にカスタマイズを行いたい場合は、ご自身で環境を整え、こちらのオプションで実行する必要があります。
このオプションの項目を選択すると、PowerShellで ./make XXX
のコマンドが実行されます。
./make XXX
のXXX
の部分には、html
epub
latex
latexpdf
clean
のいずれかが入りますカレントディレクトリ(ワークディレクトリ)は、VSCodeのワークスペースフォルダになります
各種環境パスが適切に通っていることが必要です。 エラーが起こった場合は、Terminalのメッセージを確認してください。
[Built-in build]¶
(現在、Windowsのみの提供)
エクステンションに同梱されている、 sphinxhelper.exe
を実行させることでビルドを行うオプションです。
ユーザーが環境を整えられなくても、必要最低限のビルドが行えるようになっています。
ビルドを行うツールの環境は次の通りです。
ツール名 |
バージョン |
---|---|
Python |
3.9.6 |
Sphinx |
4.0.2 |
sphinx-rtd-theme |
0.5.2 |
pdfファイルへ変換を行いたい場合は、別途 TeX をインストール必要があります。
(もし、 [Built-in build]
で導入してほしいツールがあれば、 Issues に投稿してください)
Note
セキュリティソフトによっては、 sphinxhelper.exe
の実行に制限が加えられる可能性がありますので、このファイルの実行を許可してください。
尚、このexeファイルの元になっているファイル/プログラムは、 GitHub で公開されています。
Note
もし、トラブルが解決できない場合は、 Issues に報告してください。 バグなどの報告はこのページからのみ受け付けています。